中国の2011年の乳業関連基準は世界で最も甘く、非難を浴びていた。内モンゴル乳業協会の那丁木徳秘書長は、「牛乳の品質基準の制定は、国情に基づかなければならない」と述べた。国情に基づくとは、すなわち一部の企業の利益に譲歩し、業界基準を引き下げることだ。基準が存在しない、もしくは甘すぎる基準が設けられていれば、業界全体の堕落を招くだろう。
中国国内の保護者は、世界各地から赤ちゃんの食料を探そうと躍起になっている。しかし中国の外国産粉ミルクの需要が余りに多すぎるため、スーパーで頻繁に買い占めが起きている。各国のメディアは、「誰が我々の粉ミルクを奪ったのだ」と非難している。
ロート製薬の防腐剤の問題が報じられたが、中国の保護者はすでに代理商を通じ、防腐剤を含まない日本製の児童用目薬の購入を始めている。世界各国のメディアはまた近いうちに、「誰が我々の目薬を奪ったのだ」と非難することだろう。