粉ミルクの問題に関して、各国政府は購入制限令を出しており、本国の赤ちゃんの食料を確保しようとしている。中国の問題が、世界的な問題になっているのだ。ところが大手乳製品メーカーの蒙牛の孫伊萍総裁は4月9日、「粉ミルクの購入制限は中国メーカーにとって、一つの責任とチャンスであるように感じる」と豪語したのだ。
巨大な市場が常に存在し、チャンスが失われたことはない。購買力の海外流出を招いているのは、品質面で不安のある国産粉ミルクのせいではなかろうか。国内メーカーは国際基準を参照するのではなく、これを厳しく順守することが責任であろう。
食品と医薬品には、推敲に推敲を重ねて誕生した世界共通基準が存在する。この人々の健康に関連する基礎的な業界において、我々は中国独自の基準を模索するのではなく、早急に国際基準を導入するべきだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年4月11日