ラジオ番組「中国の声」で放送された『新聞晩高峰』の報道によると、後2カ月もすれば、発展を続ける淘宝網(タオバオ)は10年目の節目を迎える。淘宝網(タオバオ)は昨日の報告で、淘宝網から派生した専門サービスやネットショップのカメラマンなどの新しい業種を紹介した。更には、ネットショッピングのユーザーをいくつかの興味深いグループに分類している。
淘宝網広報部の戚暁培氏は「淘宝網によって直接就業した人は400万人に上る。彼らは淘宝でネットショップを開いて運営し、そこから更にネットショップのモデルやカメラマン、Webデザイナー、宅配便業者、カスタマーサービスなど1300万人以上が、ネットショップの発展を支えている」と話す。
淘宝網はまた、消費者をいくつかのグループに分類している。
「夜淘族」2283万人。データによると、夜23時から明け方の5時の間に淘宝網でネットショッピングをする人は2283万2000人に上る。このように夜更かしして淘宝網で買い物を楽しむのが「夜淘族」の特徴だ。「夜淘族」には男性も多く、全体の48%を占める。
「手切り落とし族」107万人。ネットショッピングの1年あたりの利用金額は5万元、利用頻度は10回以上、これはこのグループの人々の最低ラインである。グループのスローガンは「これ以上買ったら、自分の手を切り落とす」というものだが、つまりは毎回ネットショッピングで使ったお金の多さに後悔し、「もうこれ以上お金を使わない」「ネットショッピング断ちする」と決心することだ。しかし、それでもついつい同じことを繰り返してしまうのが「手切り落とし族」の特徴である。淘宝網のデータによると、「手切り落とし族」の一人あたりの年間利用額は16万元に達し、平均して2日に3度買い物をしている。
「買いだめ族」129万人。生理用ナプキンは箱買い、ボディソープはリットル単位、塩はキロ単位で買う。1年分まとめ買いしないと気がすまないのが「買いだめ族」の特徴である。
「フリマ族」90万人。物を譲ったり、中古品を買うのが好きで、淘宝網をフリーマーケット感覚で利用する人たちである。中でも人気の商品は女性の洋服と携帯電話である。統計によると、1日あたり6000着の古着が取引され、3381台の携帯が新しい持ち主の手に渡っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月12日