聯訊証券マクロ・固定収益部門の楊為斆高級アナリストは、「第1四半期のGDP成長率が市場の予想を下回ったのは、比較する数値が大きいためでもあるが、これは主な要因ではない。数値の低迷は、政治周期のスタート時期における市場のリスク回避の精神が経済周期全体を大きく動かしたことを意味する。項目別に見ると、工業企業はGDPを減速させる主な要因となっている」と話した。
交通銀行金融研究センターの唐建偉高級マクロアナリストは、内生的成長のけん引力が不十分なことが成長率低下の主な要因だと見ている。3月の製造業購買担当者指数(PMI)の上昇幅は過去の同時期より大幅に小さく、交銀財富景気指数の小康家庭の景気指数も前四半期より5%低下しており、ミクロ的な視点による景気見通しは楽観視できないと言える。3月の電気使用量の増加幅は2009年6月以降最小を記録し、製造業の回復傾向は弱いことがわかる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月16日