シンガポール華字紙「聯合早報」は12日、米ウォール街に影響力を持つ経済学者の一人で、モルガン・スタンレーのアジア地区の代表も務め た、イェール大学教授のスティーブン・ローチ氏の文章「経済転換実現のための中国の決意」を掲載した。ローチ氏は、北京で3月末に開かれた 「中国発展ハイレベルフォーラム」の観察を通じて、大規模な構造転換に対する中国政府の決意と勇気を感じたとし、「中国では現在、“中所得経 済の罠”を回避するための大規模な構造転換への取り組みがなされている」との見方を示した。主な内容は下記の通り。
今年の「中国発展ハイレベルフォーラム」への参加を通じて、私は、中国の大規模な構造転換事業について、
3つのことに注目した。第一に、消費の再均衡化の重要な柱として、明確な都市化戦略がすでに打ち出されていること。中国の指導者もフォーラム の閉幕式でこの点を強調し、フォーラムの業務会議でも詳しい内容が明らかにされた。