中国国務院の李克強総理は17日、国務院常務会議を開き、第1四半期の経済動向について分析し、今後の取り組みについて取り決めを行った。18日付中国証券報が伝えた。
会議では以下の見方が示された。第1四半期は安定した経済運営が維持されており、経済成長率、都市部新規雇用者数などの指標がおおむね望ましい水準にある。中国の工業化と都市化は重要な段階に入っており、経済のモデルチェンジ、産業のグレードアップも肝心な時期を迎えており、巨大な発展の潜在力と可能性を秘めている。一方で、内的・外的環境が極めて複雑なもので、隠れたリスクは常に隣りあわせに存在しており、発展を妨げる矛盾は次から次へと現れている。調査・研究を一層強化することで規則性を的確に捉え、予見性を高め、事実重視の姿勢を保ち、真剣に仕事に取り組み、経済発展における主導権をしっかりと握る必要がある。