人民元は17日、4日連続で過去最高値を記録した。対米ドルレートは1ドル=6.2342元となり、直物取引のレート(スポットレート)は6.1723元で、いずれも人民元改革が始まって以来の最高値を記録した。「広州日報」が伝えた。
元が継続的に上昇するのと同時に、日本に続いて韓国も金融緩和の波に乗った。韓国政府は16日、172億ドル(19兆3千億韓国ウォン)の経済活性化プランをうち出し、持続的な円安によって圧力が増した韓国の輸出業者が困難な時期を乗り切るよう支援し、昨年には2009年以降で最も低い経済成長率を記録した韓国経済を再び振興させる方針であることを明らかにした。
韓国はこれまでもたびたび、日本の中央銀行(日本銀行)の大規模な緩和政策が引き起こした持続的な円安により、韓国の輸出業者が受ける圧力がますます高まっているとの見方を示してきた。
円をめぐる大規模な通貨緩和政策が実施されたため、今年に入ってから、元の対円レートは約12%上昇し、ウォンの対円レートは過去6カ月で21%上昇した。