第15回中国(晋江)国際靴業博覧会の会場内に設けられた361°の展示ブース
第15回中国(晋江)国際靴業博覧会が4月18日から21日にかけて、福建省の晋江市で盛大に開かれた。展覧会にはスポーツ用品メーカーのほか、靴やパーツの製造機械メーカーなど、多くの靴の関連企業が参加した。
近年著しい発展を遂げた中国のスポーツ用品ブランド「361°」は、会場3階の広い展示スペースを占め、ひときわ目立っていた。361°は2003年に設立された晋江市の企業である。2010年に広州アジア大会の最高位スポンサーになって名が知られ、国際大会の競技器具や代表団のユニホームなどを提供し、近年は中東諸国でも業績を伸ばしている。
そのほか、同じくスポーツ用品メーカーの「安踏」、紳士服ブランドの「七匹狼」など、晋江市から多くの有名企業が生まれている。日本で「ウーロン茶」のイメージが強い福建省だが、その中の晋江市の製造業がこれほど発達しているとは驚きだ。
劉文儒市長は晋江市の製造業の海外展開について、「一部の国にはすでに進出しているが、日本などまだ進出していない地域も多くある。今後さまざまなルートを通じて普及させていきたい」と意欲を示した。(加藤佳美)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年4月23日