「日本の量的緩和政策は、自身の構造的問題を根本的に解決することは難しい」。「中国の経済発展の経験に照らせば、政策の改革と構造の調整 を推進することは、経済に持続的な動力を注ぐことにつながる」。このほど開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、中国 人民銀行(中央銀行)の周小川総裁と財務部の楼継偉部長(財務相)は中国側の見方を示し、中国経済が穏健成長を持続した経験を分かち合った。
今回のG20財務相・中央銀行総裁会議は米ワシントンで開催された。現在の世界経済の情勢や「強固で持続可能かつ均衡ある成長のための G20フレームワーク」、国際金融構造改革、金融部門改革、長期投資のためのファイナンスなどの議題について討論が交わされ、共同声明が発表 された。