4月18日、3日間に及ぶアジアビジネス航空展が上海で閉幕し、一主催者である米業務用飛行機組合(NBAA)は「どのような基準で評価したとしても、この度の航空展はあらゆる面で記録を更新するものである」と興奮気味に話した。
実際にその言葉の通りである。この度の航空展には前年より30社多い180社が参加し、前年の27機を上回る34機のビジネスジェットが展示された。駐機場には13の応接スペースが設置され、前年のコンベンションを44%上回り、来場者数は7700人に達し、前年比22%増となった。世界のビジネスジェット市場において、中国は今や無視することのできない重要な存在になっていることがわかる。
中国、10年以内にビジネスジェット1200機に
4月15日、興業銀行と胡潤研究院が共同で発表した『2013年富裕層代替投資白書』によると、6万人以上の億万長者のうち、ビジネスジェットについて、「チャーターサービスを利用したい」とした人は16%、「購入を考えている」とした人は15%に上った。つまり、中国市場には少なくとも、ビジネスジェットの需要が1万機あるということだ。
ビジネスジェットの運航会社である美捷香港商用飛機有限公司(Metrojet Limited)のCEOビョルン・ネフ氏は『中国経済週刊』の取材に対し、「今後10年で、中国のビジネスジェットの保有機数は1200台に達する見込みだ」と話した。現在の登録機数336台から見ると、市場の潜在力は大きいと言えよう。