ビジネスジェットの購入、上海が5割
上海機場(集団)有限公司の副総裁である景逸鳴氏は、上海の飛行場におけるビジネスジェットの便数は3800便に達しており、中国国内の1/3のシェアを誇る。つまり、ビジネスジェットの3機に1機が上海の飛行場から離陸しており、その上、その数は毎年10%以上の伸び率で増加している。
景氏は「浦東空港は現在3本の滑走路を有するが、新たに滑走路が2本増設される。新たなエリアにはビジネスジェットの専用施設や専用ターミナルが設けられる予定で、専用駐機場も設置される。つまり、上海は、中国国内で唯一ビジネスジェットの専用ターミナルを2棟有する都市となる。更に、上海のビジネスジェット運航保障能力も毎年1万5000便まで向上する」と明かした。
上海は国内トップのインフラ設備を有するだけでなく、巨大なビジネスジェット市場を抱えている。仏大手ジェット機メーカー、ダッソー・ファルコン社アジア太平洋地区カスタマーサービス最高責任者である李麗英氏は「昨年、同社は中国で10数機のビジネスジェットを販売した。購入者の大半は私営企業であり、中でも上海の企業が半数以上を占めていた」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月3日