◆新車で攻勢
日産は今年、中国市場で多くの新車を発表しており、販売回復を促している。
日産は2月26日に中国市場で、新型中級セダンのティアナを発表し、3月18日に発売開始した。日経新聞のデータによると、新型ティアナの中国販売台数は今年4月末に1万台を突破し、1万3000台に達した。また4月12日には新型リヴィナが発売され、4月末までに販売台数が6600台に達した。
日産はこれまでの販売減の一部の原因を、旧型車種の新型へのアップグレードによるものだとした。日産のアンディ・パーマー副社長は4月3日にブルームバーグテレビジョンの取材に応じた際に、「(釣魚島問題は、)前進を続ける当社の戦略にまったく影響を与えておらず、当社は(中国での)投資を継続する」と表明した。同氏は、日産の3月の中国販売減の原因は、新型ティアナへのアップグレードによるものだとした。