しかし自動車販売の完全回復には、あと数カ月の時間が必要になると見られる。アリックスパートナーズ上海の呉晶輝取締役は、「自動車販売は回復中で、この流れが6月末まで継続されるだろう」と分析した。日本メーカーは米・欧・韓との競争の激化といった、その他の問題に直面している。
呉氏は、「領土問題の影響よりも、日本メーカーの中国戦略の方が懸念される。中国自動車市場では近年、大きな変化が生じた。多くの若いドライバーの間で、色鮮やかでスポーティーな車やSUVの人気が高まっている。しかし米・独と比べ、日本メーカーの中国国内需要に迎合する行動は遅れている」と指摘した。
「人民網日本語版」2013年5月8日