SUVのブームは中国本土メーカーにとって極めて重要だ。海外の競合他社が伝統的な低価格市場に進出し、苦しめられているからだ。中国の某ブランドはSUVにより業績アップを実現しており、今年第1四半期のSUV販売台数が前年同期比95%増となり、売上全体の半分を占めた。Bernstein Research社のアナリストであるMax Warburton氏は、「同ブランドは少なくとも現時点で、28%の粗利率により世界自動車産業で最大の利益を得ている」と分析した。EV事業の低迷に伴い、比亜迪(BYD)も重点をSUVに置いている。同社は既存の車種の他に2車種の開発を予定しており、ロシア・エジプトなどの海外市場での販売倍増に期待している。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月9日