ウェブサイト「レコードジャパン」が日本メディアの報道を引用して伝えたところによると、日本の7大自動車メーカーは5月10日、2012会計年度の決算を発表し、7社の昨年の世界における新車販売台数は計2340万台に達し、2007年の最高記録を更新した。
営業利益を見ると、日産を除く6社は前年比で回復し、うち、トヨタは5年ぶりに1万円の利益を計上した。
日産が10日に発表した2012年度決算によると、中国、ヨーロッパなどの業績は不振だったが、インドやタイなどの新興国、北米市場の好調な販売状況は総売り上げに貢献した。世界における新車販売台数は前年比1.4%増の491万4000台で、過去最高を更新。営業利益は5253億円(約362元)で同4%減、純利益は3424億円(約213億元)で同0.3%増だった。
日産を除き、ホンダ、スズキ、富士重工業の新車販売台数はともに過去最高となり、トヨタも887万台を売り上げ、過去最高を記録した2007年の891万台に迫った。
そのほか、7大自動車企業の利益も大幅に持ち直し、マツダと三菱を除く5社は2013年の販売台数を過去最高にする計画を打ち立て、スズキ、三菱、富士重工業は純利益と営業利益が過去最高になるとの予測を発表した。
一方、ホンダの岩村哲夫副社長は、日系自動車と欧米・韓国系自動車の競争も今後激しさを増し、円安は日本の自動車産業の発展に有利だが、高い利益を得るには、各大手メーカーは生産能力や価格などの取り組みを行う必要があると強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月15日