自動車市場の低成長の流れが形成されたが、自動車メーカーの意欲は低下しておらず、生産能力の拡大を進めている。業界関係者は、「2016年までに、自動車の余剰生産能力は900万台に達する」と予想した。「余剰生産能力」の警鐘が早くも打ち鳴らされた。
米国系・ドイツ系の合弁会社は中国自動車業界で工場拡張の先頭に立っており、さらに生産能力の拡大を加速している。ゼネラル・モーターズ(GM)は今年から2015年までに4軒の工場を新設する予定だ。GMはこれにより、中国における生産能力を30%拡大し、年産が約500万台に達する見通しだ。フォルクスワーゲン(VW)も生産能力拡大の積極的な参加者だ。VWは、2013年までに中国における生産能力を400万台に拡大する計画だ。