中国自動車工業協会は以前、中国国内の自動車の生産能力は、2015年に2500万台を上回ると予想していた。各メーカーの現在の計画に基づくと、この数値はすでに4000万台に膨れ上がっている。
KPMGが発表した「2012年世界自動車業界役員調査報告書」によると、2011年の中国の自動車余剰生産能力は600万台に達し、ドイツ自動車市場の規模の2倍となった。2016年には、この数値が900万台に増加する見通しだ。
自動車業界のアナリストの孫世清氏は、「生産能力の拡大は、自動車メーカー(特にグローバルメーカー)が中国市場を重視しているというシグナルを送るためであり、また競争相手に先駆けて市場シェアを占めるためのけん制を目的としたものだ」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月15日