各メーカーは昨年より、生産能力拡大計画をスタートさせた。フォードは2012年に大胆な中国生産能力拡大戦略を発表し、長安フォードの重慶工場の生産能力を35万台に拡大し、さらに年産25万台を予定している杭州工場の建設を開始した。北京現代は、生産能力が40万台に達する第三工場を稼働させた。東風日産は大連工場の建設、東風悦達キアは塩城第三工場の建設を発表した。広汽ホンダの第三生産ラインも建設を開始し、2014年の稼働を予定している。
国家発展改革委員会産業協調司の陳斌司長は「中国自動車産業発展国際フォーラム」で、「各級地方政府が計画する2015年の自動車産業の生産能力は、すでに国内主要自動車メーカー30社が計画する2015年の3124万台の生産能力を大幅に上回っており、余剰生産能力の兆しが見られる」と指摘していた。