中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が15日発表した第1四半期のデータによると、第1四半期末時点で、中国商業銀行の不良債権残高は前年同期比20.15%増の5265億元で、ここ3年間で最多となった。
第1四半期末の不良債権率が0.96%、貸倒引当金が1兆5370億元、貸倒引当金カバー率が291.95%だった。また、第1四半期末時点の銀行業務を扱う金融機関の資産総額が141兆3000億元だった。
業界筋は、「統計データが銀行業不良債権の緩やかな上昇傾向を裏付けでおり、中国銀行業が貸付資産の質の維持で大きな試練に直面している」と指摘する。
「中国証券報」より 2013年5月17日