中国証券大手の銀河証券は15日、香港株式市場での新規株式公開(IPO)におけるH株発行価格を5.3香港ドルに決定した。株価収益率(PER)は約17.7倍となる。16日付中国証券報が伝えた。
銀河証券の株式が5月22日に香港株式市場で取引開始する予定。ブックビルディング期間はすでに5月14日で終了した。公募倍率は約29倍という高倍率となった。今回IPOの仮条件は4.99―6.77香港ドルで、H株15億6766万株を公開し、最大で106億香港ドル強を(オーバーアロットメントを除く)を調達する計画だった。
アナリストは、「5.3香港ドルの価格は会社、市場と投資家の各側にも受け入れられる価格である」とし、公開価格が適切なものであるとの見方を示している。
「中国証券報」より 2013年5月17日