魯政委氏は、「下降傾向にあった米ドルが過去数年、米国経済の回復を引っ張ってきたことは確かだ。ドル指数は2008年の90から一時72まで下がり、現在はやや回復したが、80前後という水準は歴史的に見てまだ低い。日本経済の動きは大幅円安によるもので、円相場は1ドル85円前後から一気に100円台まで下がり、企業の自信を大幅に高めた」と話した。
また魯政委氏は、現在の人民元相場は過大評価され、金融政策を見直す時期に来ており、人民元はこのような方式や速度で上昇し続けるべきではないとの見解を示した。復旦大学経済学院の孫立堅副院長は、金利をさらに引き下げ、金利差による金利裁定取引を抑制し、企業の融資コストを低くすべきだと提案した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月16日