▽経済成長率が減速した地方が6割 第2四半期に試練に直面か
31省区市の昨年と今年のGDP成長率を比べてみると、21省区市(貴州、天津、重慶、陝西、安徽、広西、江西、新疆、吉林、四川、湖南、青海、内モンゴル、湖北、江蘇、山西、河北、黒竜江、遼寧、寧夏、河南)のGDP増加率が前年同期比で低下した。河南省を例にとると、第1四半期のGDP成長率は前年同期比で8.5%増となったが、かつてこれより低い成長率を記録したのは、金融危機の2009年のことだ。河南省の2009年第1四半期の成長率は6.6%、上半期の累計成長率は8.2%、1-3四半期の累計成長率は9.3%だった。それ以降、河南省で成長率が10%を下回ったことは無かった。
各地方のGDP成長率の伸びを見ると、成長率が2ポイント以上下がった地域は6省区に達し、寧夏では3.6ポイント低下した。これらのデータから、大多数の省区市で経済成長率が鈍化している事実および、中国経済の成長力不足、回復の原動力不足が浮き彫りとなり、第2四半期に新たな試練に直面すると見られる。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年5月17日