米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は5月19日、日本は近ごろ、アフリカのエネルギーや鉱物資源の開発に20億米ドルを投資する方向でアフリカのほぼ全ての国の資源部門と交渉を進めていると伝えた。中国が長年にわたってアフリカで得てきた実績を超えたい考えだという。
報道によると、日本はアフリカから長期的に天然資源を獲得すると同時に、道路や鉄道などの公共事業の建設に技術を提供し、中国と競争したいと考えている。政府は今後5年、原油、天然ガス、石炭、その他の鉱物資源事業に資金を拠出する。茂木敏充経済産業大臣は18日の日アフリカ資源大臣会合の終了後、日本企業の投資を奨励することが会合の目的だと表明した。
日本企業がアフリカへの投資を増やすのは、資源を獲得するためであることは明らかだ。新日鉄住金の藤原真一常務執行役員は、「粘結炭資源の獲得の競争はすでに始まっている。モザンビーク原料炭は優良強粘結炭の重要な原料である」とし、同分野への高い関心を示した。
アフリカの一部の官僚は、アフリカで中国と競争したいという日本の意向をよくわかっている。ある官僚は、「アフリカが中国に頼るのは別の選択肢がないため。選べる友人がいないとき、どの友人も親友である」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月21日