香港中資証券業協会の閻峰会長は20日、「適格国内個人投資家(QDII2)」制度は、年内の実施が可能であると表明し、「中国資本の証券会社は香港市場を比較的良く理解しているため、QDII2の投資地域として、最初に香港市場を選ぶのは望ましい」と述べた。21日付中国証券報が伝えた。
閻峰会長は同日、香港投資基金公会の昼食会に出席した際、「現在、QDII2制度案に関する討論はほぼ終了し、すでに実施の時期を決める段階に入っている。中国人民銀行(中央銀行)は1月、2013年はQDII2制度の試行に関する準備作業を着実に進めることを提起したことから、QDII2制度は年内に実施できる見込みだ」との見方を示した。
「中国証券報」より 2013年5月21日