中国でウイルス対策ソフトを提供している奇虎360が5月20日発表した第1四半期財務報告によると、第1四半期、同社の営業収入が前年同期比58.6%増の1億1000万米ドルだった。広告費支出と資産取得関連の支出が大きかったため、同期の純利益はわずか556万米ドルと、2012年同じ時期の1407万米ドルから大きく縮小した。21日付中国証券報が伝えた。
第2四半期の営業収入について、奇虎360は前年同期比95%―98%増の1億4200万―1億4400万米ドルになると予想している。同社の営業収入の内訳を見ると、第1四半期、オンライン広告業務(検索業務を含む)による収入は前年同期比39.6%増・前期比5%減の6340万米ドルで、ウェブゲームを主とする付加価値サービスによる収入が前年同期比119%増・前期比30.4%増の4585万米ドルとなり、力強い伸びを示した。
「中国証券報」より 2013年5月21日