第16回中国北京国際科技産業博覧会のテーマ報告会が5月21日午後、北京の人民大会堂で行われた。
中国科学技術部の万鋼部長は「イノベーションけん引、モデルチェンジ発展」と題したテーマ報告を行った
中国共産党中央政治局委員・北京市委員会書記の郭金龍氏が会議に出席した。
第16回中国北京国際科技産業博覧会(以下「科博会」という)のテーマ報告会が5月21日午後、北京の人民大会堂で行われた。中国科学技術部部長、科博会組織委員会主席の万鋼氏は報告の中で、改革とイノベーションは産業変革を促す原動力であり、中国は科学技術体制改革の推進を強化し、改革による利益を十分に引き出し、イノベーションによる発展戦略を順調に実施し、世界の産業変革の試練に積極的に対応していくと表明した。
中国共産党中央政治局委員・北京市委員会書記の郭金龍氏が会議に出席、北京市委員会副書記・市長・科博会組織委員会主席の王安順氏があいさつし、科博会組織委員会の黄丹華副主席がテーマ報告会の司会を務めた。
「イノベーションけん引、モデルチェンジ発展」と題したテーマ報告で、万鋼氏は、「中国の科学技術事業は5年らい急速に発展し、2008年に48.8%だった科学技術の進歩の貢献率は2011年には51.7%に上昇した。2012年、研究開発者の数は320万人に達し、世界トップになる見込みである。国際的な科学技術論文の発表本数は世界2位で、被引用率は6位に上昇。2008年に5兆7000億元だった全国のハイテク産業の総生産額は2012年には10兆元を超え、世界2位になり、輸出は世界一になる見込みである。イノベーション型国家建設に著しい効果が見られ、中国の経済力、科学技術力、総合競争力は新たなステップに進んだ」と述べた。
テーマ報告会の開催で、第16回科博会は正式に幕開けした。展示面積5万5000平方メートルの科博会は、5月22日から26日にかけて中国国際展覧センターで行われ、中国国家ハイテク研究発展計画(863計画)の約100項目の成果、国家最高の科学技術レベルを示す有人飛行衛星と宇宙技術の応用の成果、数十カ国の重点大学・科学研究所の最新研究成果が初めて公開される。
今回の科博会には、世界銀行グループ、ユーログループなどの11の国際機構、および米国、イギリス、フランスなど11以上の国・地域の50あまりの代表団が出席。国内外の2000社以上のハイテク企業、全国のハイテク産業パーク、経済開発区が北京に集まり、科学技術の豪華なイベントとなる。