日本では「アベノミクス」が推し進められる中、円安が進んでいるが、人民元の対米ドル
基準値も強含みの展開が続いている。5月21日、人民元の対米ドル基準値は1ドル=6.1911元となり、再び最高値を更新した。
日本の安倍晋三首相が「無制限の金融緩和」を実施することを表明し、日本銀行(中央銀行)の新総裁を任命してからというもの、人民元の対米ドル為替レートは1.5%上昇している。この間、米ドル指数はかえって上昇傾向となったが、これは主に日本円の他国通貨に対する下落を反映するものである。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)大中華圏の最新の経済報告書は、「ある意味、人民元の動向は国際社会におけるベースマネーのようである」との見方を示している。