日本の電機大手シャープは27日、中国での公式サイトでコメントを発表し、楽視網と共同でスーパーテレビを開発するとのうわさを否定した。これについて楽視はまだコメントを出していないが、スーパーテレビのディスプレーはシャープと台湾地区の鴻海精密工業が共同運営する大型液晶パネル製造会社・堺ディスプレイプロダクト(SDP)から調達することを明らかにしている。シャープ側はこの点については確認したが、SDPの動きがシャープと完全に一致するわけではないとも述べている。「京華時報」が伝えた。
今月7日、楽視網は北京で「楽視TV・スーパーテレビ」の開発を発表し、60型ディスプレーにはシャープの液晶パネルを採用することを明らかにした。同日の楽視の来賓リストには「シャープSDP副社長 三原一郎様」の名前があり、同氏が主催者側の位置に立っていた。また現場に設置された設備にはシャープのロゴが入り、コピーにも「楽視、鴻海、シャープ、高通が共同でスーパーテレビを開発」とうたわれていた。だがシャープは27日のコメントで、楽視網とスーパーテレビについていかなるビジネス協力や提携もしておらず、シャープと楽視網が共同でスーパーテレビを開発するというのは事実ではないと指摘した。