楽視網の関係者によると、来月にも発売される予定のスーパーテレビのディスプレーは確かにシャープと鴻海との合弁工場から調達したものだという。この情報については、シャープ中国法人の関係者も事実であるとしている。富士康の親会社である鴻海は昨年、元々シャープに所属していたSDP第10世代液晶パネル工場に出資し、現在ではシャープと鴻海がSDPの株式をそれぞれ約37%ずつ保有して、ともに筆頭株主となっている。シャープ中国の関係者によると、SDP工場とシャープの動きが完全に一致することはないにもかかわらず、楽視網は宣伝の中でシャープの名前をずっと使用し、発表会でもシャープのロゴを使用していた。そこでシャープは誤解のないようコメントを出したのだという。家電産業のアナリスト王禹媚氏の分析によると、シャープは多くのテレビメーカーに液晶パネルを提供しており、今回のようなコメントを出したのは関連のテレビメーカーから圧力を受けたためとも考えられるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月28日