米5月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回った。中国外貨取引センターが4日に明らかにした最新データによると、同日の人民元の対米ドル相場(仲値)は1ドル=6.1735元で、前営業日より71ベーシスポイント高となり、記録を更新した。京華時報が伝えた。
5月以降、元高の流れは収束に向かっているものの、6月の人民元相場(仲値)は2日連続で小幅上昇している。
JPモルガンの李晶中国グローバル市場業務主席は、「人民元相場は小幅の安定的な上昇を維持し、下半期は双方向に変動するだろう。近頃人民元相場が堅調に推移しているが、全体的に見ると急激な元高が生じる可能性は低い。人民元は毎年2-3%の上昇率を維持できるが、今年1月から現在まで、すでに大幅に上昇している。下半期は双方向の変動が生じ、上昇を続けることはない」と予想した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月5日