香港上海銀行(HSBC)が20日発表したデータによると、6月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3となり、9カ月ぶりの低水準を記録した。サブ指数の中国製造業生産高指数は48.8で、8カ月ぶりの低水準となった。21日付中国証券報が伝えた。
HSBC中国の屈宏斌チーフエコノミストは、「生産と需要の伸びが明らかに縮小するなか、6月のHSBC中国製造業PMI速報値は9カ月ぶりの低水準を記録した。製造業は依然外需の悪化、内需の低迷、在庫調整圧力の増大などの難題に直面している。安定的な経済成長の維持に向け、ただ単に刺激策を強化するのではなく、改革を速め、バランス維持を促進することをより重視すべきである。しかし、経済の短期的な成長促進において、改革の推進が発揮する効果は限られており、第2四半期の中国経済の成長率はやや鈍化するだろう」と指摘した。
「中国証券報」より 2013年6月21日