中国国内の流動性圧力が日増しに高まっているなど多くの要因の影響を受け、上海・深セン両株式市場は24日、大幅下落となった。25日付中国証券報が伝えた。
上海総合指数は2000ポイントの大台を割り込み、1963.23ポイントで引け、下げ幅は5.30%となり、1日の下げ幅として約4年ぶりの大きさとなった。深セン成分指数は7588.52ポイントまで下落し、下げ幅は6.73%に達した。同日、全てのセクターの下げ幅は平均2%を上回った。
アナリストは「A株の大幅下落は、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和撤退観測の強まり、国内の流動性圧力の日増しの増大、中国経済の回復力が弱いなどの懸念が引き続き高まっていることが主な要因である」と見ている。一方で、多重の悪材料が出ているなか、市場が短期的に好転するのは難しいが、株価指数の大幅な続落はやや過剰した反応であるとの指摘もある。
「中国証券報」より 2013年6月25日