インド紙エコノミック・タイムズは6月20日、「インドはなぜ中国より遅れているのか」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。
現代のインドはさまざまな面で成功していると言え、世界最大の民主国家という名称も伊達ではない。インドは自由で活発なメディアを持ち、インド人が毎日購入する新聞は世界最多だ。1947年の独立以来、インド人の平均寿命は32歳から66歳と2倍以上になり、平均所得も5倍になった。インドの経済成長率は長年に渡り、世界の大経済体の中で2位に甘んじており、中国より常に1%以上遅れている。
現状を見る限り、インドの経済成長率が将来的に中国を上回るという希望はわずかだ。基本的な公共サービスの提供についても、インドと中国の間には大きな開きがある。インドのこの面における不足は、国民生活の基準を引き下げており、成長の足を引っ張り続けている。