一線都市で数カ所の土地が高額で取引されると、土地市場の活況が二・三線都市まで波及した。公開されたデータによると、このほど済南市・南京市・珠海市などで高額の土地取引があり、合肥市・青島市なども大量の土地供給を迎えようとしている。二・三線都市では年内初となる、大規模な土地取引のブームが生じている。21日付中国証券報が伝えた。
アナリストは、「一年間の中頃に差し掛かり、土地市場は『新国五条』(不動産市場調整政策)の影響から立ち直りつつある。不動産会社の多くが十分な資金を確保しており、在庫確保に意欲的なため、土地市場は今後もヒートアップを続ける見通しだ」と分析した。
◆二・三線都市に超高額土地が出現
6月上旬に一線都市の土地争奪に緩和の兆しが見えると、一部の二・三線都市の土地市場がヒートアップを開始した。
珠海市横琴新区の住宅用地が6月18日に競売にかけられ、5億2400万元のベース価格で売却された。獲得者は、珠海大横琴人才公寓建設有限公司。この土地は1平方メートル当たり6800元の楼面価格(建物の建築面積1平方メートル当たりの地価)で、今年の珠海市の最高取引額を更新した。