経済成長の減速は今後さらに続く。生産過剰の状況はまだ明らかな変化がなく、製造業、特に中傷企業の運営も疲弊がみられる。輸出が短期間で大幅に回復することもないだろう。金融管理層は穏健な金融政策を変えないことを改めて表明した。「必要なら市場の流動性を調整する」とはいっているが、金融緩和のチャンスもそれほどないだろう。そうなれば、経済全体の冷え込みは第3四半期(7~9月期)まで続き、中国経済は低成長の期間を迎える可能性がある。特に企業は十分に心理的準備を行い、経済構造の転換に順応し、積極的に経済調整に対応する必要がある。
構造調整と経済改革が下半期の重点になる。実際には先月26日の国務院常務会議で、経済調整の方向性を「成長安定、構造調整」に改め、おカネを「刃」の上で使うと強調するなどその糸口がみられた。