韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は6月27日から30日にかけて、中国を公式訪問し、中国の習近平国家主席と首脳会談を行った。韓国の聯合通信社は、中国は朴大統領が就任後初めて訪問するアジアの国であり、歴代大統領の「先に日本を訪問し、後に中国」という慣例を初めて打ち破ったことから、対中関係をより重要視するという韓国新政権の外交姿勢を鮮明に示していると伝えた。中国と韓国が関係を強化していることに対し、一部の日本メディアは「やきもち」や「がっかり感」を隠し切れないようだ。中国国際問題研究所の曲星所長は29日、北京で開催された「第3回グローバル・シンクタンク・サミット」の席で『チャイナネット』の記者に対し、「中国と韓国は経済、文化、軍事・安全保障のいずれの面においても、両国の交流を促進するプラスのエネルギーが存在する。日本が『やきもち』を焼くのも理解できるが、日本政府もやはり行動で示す必要がある。中国と韓国の国民感情を逆なでするような行為をやめない限り、困難な局面を変えることはできない」と指摘した。
曲所長によると、中韓関係が絶えず緊密化し、発展しているのはプラスとマイナスの二面性の理由がある。