他方、日本と韓国の関係は今、様々な難題に直面しており、主に日本の右翼勢力がそれらの発端を作っている。安倍晋三首相は再就任以来、一連の根本的な歴史認識において、時代に逆行するような言動を繰り返している。侵略の歴史を否定するばかりか、「慰安婦」をめぐる橋下徹大阪市長のでたらめな発言など、日本の侵略を受けた全てのアジア諸国の人々の感情を大きく害している。島嶼をめぐる一連の領土問題も解決の糸口が見えていない。このような多難な状況下で、韓国の大統領が日本を訪問することは極めて困難なことであるというのがマイナス面の理由だ。
曲所長は更に、「日韓関係において、日本の政治家の関係悪化に拍車をかけるような一連の行動は、中日関係にもダメージを与えるものである。その上、北東アジアの各情勢も中国と韓国の接近を促すものであり、中韓関係がより一層緊密化するのは必然的である。日本が『やきもちを焼く』のも理解できるが、この局面を変えるには、結局のところ日本の政治家たちが誠意を行動で示し、第二次世界大戦の結果を尊重し、国際的な取決めを守る姿勢を明らかにしなければならない」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月2日