許氏は、「核を使用した衛星や原子力電池が墜落した場合、局地的な影響しか生じないだろうが、我々は核に大小の差はないと考えた。そのため新マニュアルは、各種の核施設・核活動を網羅した」と指摘した。
新マニュアルには「核施設核事故緊急対応」という項目が設けられ、中国核事故緊急対応を4レベルに分けた。最高レベルは1レベルで、必要に応じて指揮部を設置し、国務院の指導者が総指揮を担当する。また新マニュアルは、核事故が発生した場合、真っ先に社会に正確かつ権威ある情報を発表しなければならないと求めた。
許氏は、「新マニュアルは、緊急対応の時期を早めた。核事故が発生した場合、科学的な措置を迅速に講じなければならない。多くの人が加わる洪水の対応とは異なり、核事故の緊急対応は専門性が必要だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月5日