中心から逸れるアベノミクス3本の矢 疲弊する日本経済

中心から逸れるアベノミクス3本の矢 疲弊する日本経済。 安倍首相が放った「3本の矢」には裏話がある。「1本の矢はすぐ折れてしまうが、3本の矢を合わせれば折れない」と説明した安倍首相。今回印刷した紙幣の量は米国でさえ足元にも及ばない。日本の株価も3本の矢のおかげで激しく変動した…

タグ: アベノミクス3本の矢

発信時間: 2013-07-05 16:06:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(3)国際社会、特に周辺国・地域の不満を招く。大幅な円安に対して米国は遠回しに批判、米国が許容できるのはドルの利益に危害を及ぼさない範囲だ。これに日本政府はプレッシャーを感じている。また、円安は韓国、台湾などの周辺国・地域の輸出競争力を弱め、ホットマネー流入の窮地にさらしている。これに対し、韓国とタイは5月初めに金利引下げで対抗し、「アベノミクス」の効力をある程度帳消しにした。

実際のところ、「アベノミクス」が人に損を与える以外に、自ら利益を得られるかはまだ未知数だ。日本経済が現在直面する問題は実体経済の成長に力がないことだ。量的緩和政策は短期的にはある程度の刺激作用があるが、日本経済の構造的課題を根本から解決することはできない。労働力不足と高齢化で政府の財政負担は重く、これらの課題が相互に影響・交錯し合っているため、政府は現実に立脚し、長い目で見た経済成長戦略を打ち出せない。安倍首相は「3本の矢」だけでは足りないようだ。もっと多くの弾薬が必要だが、一体どこから持ってくるというのか。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月5日

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