米国の第5回中米戦略・経済対話に出席中の中国財政部の楼継偉部長は11日、「中国経済がハードランディングすることはない。現在の成長率の鈍化は、構造調整による必然的な現象だ。構造調整は痛みを伴うものであり、非常に快適にとはいかない」と表明した。
同日の中米の代表者は米財務省で、経済構造の調整を議題とする会議を開いた。非公開の会議の終了後、楼部長はメディアに対して中米の対話の状況について報告した。
楼部長は、「中国は対話の中で、中国経済の成長の状況を米国に紹介した。中国の現在の成長率の鈍化は、構造調整による必然的な現象であり、中国経済がハードランディングすることはないと説明した」と語った。
楼部長は、「2013年の中国経済の成長率は7%が予想される。現在までに、第1四半期の成長率は7.7%に達しており、第2四半期の成長率については今後発表される。7.7%をやや下回ると思われるが、大きく下回ることはない。そのため中国経済の、今年の成長予想の実現は、それほど問題がないはずだ」と指摘した。