楼部長は、「統計データを見ると、中国の雇用状況はそれほど悪くない。大卒者の就職難や技術者の不足といった、構造的な問題が存在しているが、今年第1四半期は342万人の雇用が創出され、前年同期比10万人増となった。全体的に見て、提供されている雇用機会は、求職者を上回っている」と強調した。
中央政府は措置を講じ、構造調整を推進している。これには主に、規制緩和、行政手続きの取り消し、価格のねじれの調整などが含まれる。また政府の支出を5%削減すると早くから決定されており、余った資金については減税、雇用促進に充てることを検討している。
楼部長は、「中国の経済構造の調整はすでに奏功しており、国民消費のGDP成長に対する貢献度が高まり、サービス業の占める比率が上昇している。中国の経常項目の黒字も減少している」と述べた。
楼部長は最後に話を変え、「構造調整は苦しいことであることを認識しておかなければならない。非常に快適な、非常に高い成長率の維持は、構造調整にとってはあり得ないことだ」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月12日