試算によると、2012年に中国の情報消費市場の規模は前年比29%増の1兆7000億元に達し、関連業界に9300億元近い収益を創出した。電子商取引、クラウドコンピュータなどの情報技術プラットフォームがベースの消費は急増し、電子商取引の規模は8兆元に上った。そのうちインターネット上の小売額は1兆3000億元で、5070億元の消費を創出した。
注目に値するのは近年スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、モバイルインターネットおよび関連アプリケーションサービスなど新たな情報消費が急成長していることだ。2012年の時点で市場規模は前年比60%増の1兆元に達した。マッキンゼーの最新の調査で、中国の昨年の電子商取引売上高はほぼ米国と並んで世界で最も多かったことがわかった。同報告によると、電子商取引はデパートに代わるだけでなく、特に小売商の比較的少ない中小都市では消費者により多くのモノの購入を促す。電子商取引は中国政府の内需拡大の目標実現を助け、経済の多様化によりインフラ事業への過剰な依存からの脱却につながると同報告は指摘する。