今回の国務院常務会議で、第12次5カ年計画(2011-2015年)の後半3年で情報消費の規模を年平均で20%以上伸ばす目標が打ち出された。中国の情報消費の規模は2015年までに3兆2000億元を上回り、関連業界に1兆2000億元の収益を創出する。そのうちインターネットがベースの新たな情報消費の規模は年平均で30%以上伸び、2兆4000億元に達する見通し。電子商取引、クラウドコンピュータなどの情報プラットフォームの消費の急増により、インターネット上の小売高は新たに1兆2000億元増え、電子商取引高は18兆元を上回り、ネット上の小売高は3兆元を突破すると見込み。
中国の情報消費市場の発展目標は明確だが、情報消費はインフラ面の改善、製品やサービスの革新力が弱い、市場参入のハードルが高い、政策が整備されていない、システム構造が不適応など少なくない問題を抱えている。しかし、政府が矢継ぎ早に関連政策を打ち出すにともない、これらの問題は次々と解決されるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月15日