国家統計局が今月15日に発表したデータによると、今年上半期の国内総生産 (GDP)の前年同期比増加率は7.6%だった。中国新聞網の財政経済チャンネ ルがまとめたおおまかな統計によると、23日現在、全国31省・自治区・直轄市のうち20カ所が上半期の経済報告を発表している。多くの省区市で増加率が前年同期より低下したが、20カ所すべてが 全国平均は上回った。トップは天津市で増加率は12.5%、北京市と上海市はいずれも最下位。経済規模では広東省が引き続き全国トップで、最下位は寧夏回族自治区だった。また20省区市のGDP を合わせると全国の約94%に相当する。中国新聞網が伝えた。
▽天津1位で北京・上海は低迷 中西部が力強い伸び
上半期の経済報告を発表した20省区市のデータをみると、GDP成長率上位3カ所は、1位が前期に続いて天津市(12.5%)、2位が重慶市と雲南省(ともに12.4%)、3位が福建省(11.3%)だっ た。
北京市と上海市はどちらも7.7%で、「仲良く」末席に座った。浙江省は8.3%で後ろから2番目、河南省は8.4%で同3番目だった。
西部と南部で経済が力強い伸びをみせており、GDP成長率はいずれも10%を超えた。重慶市と雲南省のほかは、四川省が10.10%、広西チワン族自治区が10.20%。安徽省は10.90%で中部の首位 に立ち、陝西省も11%で西部の首位に立った。