米フォーブス誌は7月23日、「中国衰退論を唱える人は間違っている」と題する記事を掲載した。内容は下記の通り。
筆者はかつて、中国の成長の先行きに対する疑問の多くは、東洋・西洋の考え方の違いによるものだと主張した。西側諸国は主に、行為の中心に注目するが、東洋では周辺の重要性が高い。前者は行動に注目し、後者は大きな視野に注目する。このような差は、多くのことを説明してくれる。西側諸国の人々は往々にして、「鉄は熱いうちに打て」と提案する。しかし東洋の識者は、すべての潜在的な結果を知るまでは、軽率に行動するなと注意を促す。これは中国人がよく口にする、「成り行きを見守ろう」のことだ。
最近中国衰退論を唱えているのは、ノーベル経済学賞の受賞者、ニューヨーク・タイムズのコラムニストのポール・クルーグマン氏だ。クルーグマン氏は、「中国は深刻な崩壊に向かっており、過度な建設が進められ、大規模な信用貸付の危機が生じている。また安価な労働力による高度成長の維持に期待できなくなった。中国の成長のエンジンはすでにガス欠に陥っており、ジェット機が地上に墜落しようとしている。ただどれほどひどい墜落になるかは分からないが」と語った。