LINE、WhatsApp、カカオトーク…。これらのアプリは、中国では「海外版微信(WeChat)」と呼ばれている。現在、各国に人気のインスタントメッセンジャーがあり、それぞれ国際化に向けた戦略を展開している。
海外メディアの報道によると、日本のLINEは利用者が2億人近くに上り、アメリカ市場を攻略し始めている。
日本を拠点に置くLINE、韓国のカカオトーク、中国の微信は、どれもアジアで最も人気のあるインスタントメッセンジャーアプリである。
LINE株式会社が先日発表したところによると、LINEはスペインなど海外市場で人気が急上昇しており、ユーザー数は1.8億人を突破。70%のユーザーが日本国外である。LINEでPRを担当する矢嶋聡氏は、ユーザー数10億人を目標にするとコメントしている。
LINEのユーザー数は今年1月に1億人を突破したばかり。リリースからたった19か月での達成だ。LINEは無料で利用できるが、今年の第一四半期で5800万ドルの売上だった。その半分はゲームからのもので、30%は8000種類に上るスタンプや絵文字の販売によるものだった。
「すでにアジアでは成功した。これから世界に出ていく」とLINE株式会社幹部の鼻息は荒い。しかしあるアナリストは、LINEはアメリカ市場でそれほど注目されていないと明かす。アメリカの携帯アプリ市場も競争が激烈なのだ。