LINEのチャット画面
ソーシャルメディアの時代、通信キャリア企業の役割は、伝統的な通信サービスの提供から、インターネット総合サービスの提供に移った。この流れはもはや変えられない。LINEやカカオトーク、微信といったインスタントメッセンジャーアプリは、伝統的な通信キャリア企業に脅威をもたらしている。そしてこれのアプリにはそれぞれのビジネスモデルがある。
LINEのビジネスモデルはゲーム産業と提携することと、スタンプや絵文字の販売である。WhatsAppはダウンロード課金である。カカオトークはアプリの販売とゲームからの収益である。
今のところ、どのビジネスモデルが吉と出るかどうかは分からない。しかし、各社ともに世界で急激な成長を続けている。
微信は現在、アメリカ市場進出を始めたばかりだ。主なユーザーはアメリカ在住中国人である。競合アプリにWhatsAppやFacebook Messengerがあるが、今後はLINEが加わることになる。微信がアメリカ市場で勝利するのは決して容易ではない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月28日