許局長は、「川下の経営者は関連企業の定める価格、もしくは限定した最低価格に基づき販売しなければ、処罰を受けることになる。関連企業の上述した行為は反壟断法に違反しており、粉ミルクの割高な販売価格を不当に維持し、同一の粉ミルクブランド内の価格競争を排除・制限し、異なる粉ミルクブランド間の価格競争を弱め、公平かつ秩序ある市場競争秩序を破壊し、消費者の利益を損ねた」と指摘した。
独占禁止問題の専門家、中国社会科学院の王暁曄教授は、「発改委の6社に対する罰金額は記録を塗り替える画期的なものとなった。今回の処罰と、発改委が今年に入ってから調査を行ったサムスン、貴州茅台酒場、五粮液集団などの企業による価格独占事件は、中国の独占禁止機関の価格独占の違法行為に対する調査・処分が強化されていることを示しており、その他の業界・企業に警鐘を鳴らしている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月7日