国際通貨基金(IMF)中国事務所副代表のMurtaza Syed氏はこのほど文章の中で、「中国は財政・金融政策の刺激への依存からの脱却、経済発展方式のモデルチェンジの二つの面で進展を実現しており、依然として世界経済をけん引する強力なエンジンだ」と指摘した。文章の内容は下記の通り。新華社が伝えた。
世界金融危機発生前の数年間、中国経済の原動力には、「国有経済部門の力強い改革による生産効率の向上」、「金融システムの大胆な再編」、「WTO加盟後の世界貿易システムへの加入」があった。これらの原動力は、投資・輸出がけん引する10年間の経済成長の基礎となった。
現在の中国が直面している課題は、経済発展のモデルチェンジ、信用貸付・投資のけん引による発展から、消費を基礎とする持続可能な発展へのモデルチェンジだ。中国は近日中に新段階の改革プランを発表すると予想されているが、これにより中国はより断固として経済発展のモデルチェンジに取り組めるようになる。