石油化学プラントの中国最大手である中石化煉化工程(集団)股フェン有限公司(シノペックエンジニアリング 02386.HK)は5月に香港市場への上場を果たしてから、初の中間期決算を発表した。21日付中国証券報が伝えた。
中間決算のデータでは、同社の上半期の営業収入は人民元にしておよそ196億4500万元で、前年同期比16.3%増となった。株主に帰属する利益はおよそ22億1400万元で、同10.8%増となり、1株当たり利益は0.66元だった。同社の取締役会は株主に対し、1株当たり0.134元の配当金を支払うことを決定した。
中石化煉化工程は、上半期の営業収入の伸びについて、主に陝西省靖辺県の石油エネルギー化学工業プロジェクト、陝西省楡林市のメタノール・酢酸関連の高付加価値加工及び総合利用プロジェクト、湖北省武漢市の年間80万トンのエチレン生産能力及び関連プロジェクト、福建省泉州市の年産1200万トンの石油精錬プロジェクトなどの大型プロジェクトが2013年に最盛期に突入したことが牽引力となったとの見方を示している。
「中国証券報」より 2013年8月21日